Ryokan Kobayashi

3 分

松永浩美サマーキャンプ in KOBES 終了報告

夏休み緊急企画として開催されました
 
松永浩美サマーキャンプ in KOBES
 

 
こちらも大盛況に終わりました。
 

 
「史上最高のスイッチヒッター」松永浩美さんにお越し頂き、ゴールデングラブ賞を受賞した守備と左右打席で通算1904本の安打を放った打撃スキルのレッスンという超濃密で贅沢な150分(×2部制)でした。 


 
参加者一人一人とじっくりコミュニケーションを取りながら根気よく丁寧に、そして明朗なアプローチには感動しました。
 

 
何より驚いたことが…松永さんが1981年から1997年までプレーされた中で磨き上げてきた技術が…文明の発達や長年の研究により、昨今メジャーリーグでも最先端と言われている技術、そのものでした。「実績に裏付けられた確かなもの」には時代は関係ないのだと思い知らされました。
 

 
ゴールデングラブ賞を4度も受賞している守備の指導では、ハンドリングやグラブの捕球角度やスウィートスポット。スローイングのパターンや腕の使い方(軸回転による遠心力を使ったもの)のは、やはり明確な理論がありました。恐縮ですが私も台湾でゴールデングラブ賞(投手部門)を受賞しているので、松永さんの守備理論の卓越具合がズバ抜けていることがよく理解できました。感動でした。
 

 
通算1904本の安打を放った打撃理論では、打球角度や変化球への対応スキル。練習のやり方などどれも日本で「基本」と言われるものとは大きく掛け離れていました。今でこそトラックマン(軍事用レーダーを応用した解析システム)などの導入で打者の打球の角度や回転などが数値化され始め、技術理論も飛躍的に変化しました。その最先端の技術を、インターネットも動作解析も無かった現役時代に既に導き出していた松永さんの感性、感覚には脱帽です。
 

 
やはり、本物に触れること、大切です。
 

 
科学とは実践者が実際に残した「結果」を数年後、数十年の期間と労力を掛け研究者が解明しているものです。世の中にはまだまだ解明しきれていない「技術」や「行動」、「思考」などが沢山あるのだろう、と改めて気付かされました。そして、また新しい科学が生み出されるのだとロマンを感じました。
 

 
そして、松永さんがセミナーの冒頭で仰っていた「選手の仕事は選ぶこと」という言葉も非常に重かったですね。野球人生を歩んでいれば多くの情報が入ってきます。チームの指導者から様々な情報を与えられる訳ですが、ただ盲目に従うのではなく、自分の感性・感覚の中で取捨選択していかなくてはならない訳です。
 

 
「監督もコーチもみんな君達を良くしてあげたいと思って言ってくへているんだ。全て正解なんだ。その正解の中から自分がプレーをした時に成功率の高いものを選択していけばいい。だから、今日僕が話すことも一つのヒントとして聞いてくれ。」と話されました。
 

 
コビーズベースボールスクールの中でも大切にしている「選手とチームの指導者との信頼関係を第一に考えること」も改めて大切なことと勉強になりました。
 

 
プロフェッショナル、とはこういう事だと強く感じさせられました。高みを目指す選手、指導者さん達には是非、聞いて欲しい内容でした。次回が企画できるか分かりませんが、もし、企画することが出来たら是非、学びに来てください。
 

 
松永さん、ありがとうございました!
 

 
また、コビーズベースボールスクールがパワーアップできそうです。子どもたちに還元して行きますよー( ^ω^ ) 

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